夜明けを告げる鐘遠く 鳴り響けば
今 幻想(せかい)は 剥がれ落ち 白く染まる
宣告夜明之鐘 若是遠遠鳴響
此刻 虛世幻想 皆然剝落 浸染作白
まやかしを 信じ続け
その 眼は 光 失くす
依然相信著 虛言誑語的
那雙眼 失去了明光
朧な無垢に 穢れを刻む
偽りの 支配者たちを懼れることなど無い
無需再懼怕 那將朦朧純真
刻上穢罪的 虛偽的支配者們
堕ちてゆく者よ毟られた羽で
紡がれた 運命(さだめ)を翔べ
狂える 神に捧げる 賛歌が鳴り止まぬなら
闇を薙いで
あぁ 歪な幻想(せかい)を砕き 弱さを飲み込め
墮墜而下之人啊 翱翔向那
以遭撕扯下的羽翼 紡出的命運吧
若是獻予癲狂神明的讚歌不曾停歇
那便將幽闇斬裂
啊啊 粉碎那歪曲的虛世幻想 將懦弱吞飲而下
忍び寄る影を受け入れるほどに灰になる
魂(こころ)の底で芽生えた 疑惑
目覚めるための術はない?
越是接受那悄然挨近的影子 就越化作塵灰
於心魂深處 萌生出的疑惑
真沒有能夠甦醒之法嗎?
愚かな人間(もの)の足掻きを見て
虚ろな月が嗤う
眼觀愚眛而渺小的人類掙扎
空洞之月嗤聲發笑
共に往く者よ懼れなど捨てて
繋がれた 運命(さだめ)を断て
遠く聞こえる誓約の鐘が鳴り止まぬなら
迷い 穿て
一同前行之人啊 捨卻一切畏懼
斬斷那 被繫起的命運
若是遠遠聽見的誓約鐘響不曾停歇
那便將迷惘貫穿吧
今幻想(せかい)は剥がれた
その手で黒塗り潰せ
此刻 虛世幻想已遭剝落
以那雙手 盡塗作黑吧
答えを求めた無垢な鳥よ進め
尋求解答的純潔鳥兒啊 前行吧
堕ちてゆく者よ毟られた羽で
紡がれた 運命(さだめ)を翔べ
聳える闇が幾度 魂(こころ)を蝕むとしても
終わらない
墮墜而下之人啊 翱翔向那
以遭撕扯下的羽翼 紡出的命運吧
不論那直聳的深闇 多少次蝕卻心魂
都不會終結
張り上げた声が闇夜を照らした
奏で続ける明けの詩
双子月が巡る真実を求め
魂(たましい)は禍つ闇に
揚聲高喊的嗓音照亮了暗夜
續然奏響天明的詩歌
雙子月巡轉 索求著真實
靈魂去往忌禍的闇裡
あぁ 歪な世界を砕き 懼れを飲み込め
藍を染める朝焼けに
響く鐘を残して
啊啊 粉碎歪曲的世界 將恐懼吞飲而下
為浸染蒼藍的朝霞
留下那鐘鳴響徹